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(2)機能・施設
ア.港湾施設整備
松山港は、昭和26年に重要港湾に指定され、昭和35年以降は松山港港湾計画に基づき、主として今出、吉田浜、外港、高浜の各地区の施設を整備拡充してきた。
平成5年3月に、フォーリン・アクセス・ゾーン(FAZ:輸入促進地域)に指定を受けてからは、大型の物流施設、愛媛国際物流ターミナル(アイロット)を平成8年2月に整備するとともに、定期貨物航路の開設支援とコンテナ貨物の迅速な荷捌きのために、大型クレーン2基、夜間照明を外港第2ふ頭に設置するなど、貨物のコンテナ化に対応した港湾整備を進めている。
さらにコンテナサービス会社の設立など、ソフト面でも地方拠点港としての機能が一層向上している。
イ.CIQ
松山地域のCIQ(税関・出入国管理・検疫)は国際定期航路・航空路線の開設などにあわせて充実されてきている。

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保税施設として、蔵置場が41件(うち自家用11件)あり、最近では外港第2ふ頭(21.613?)が保税地域に、アイロット(愛媛国際物流ターミナル、5棟38.776?うち貨物施設28.957?が「総合保税地域」に指定された。
ウ.定期航路
既に松山港では神戸港・大阪港との定期航路や韓国(釜山)との定期航路が開設され、定期貨物航路網が充実している。これにより、松山港から神戸港や釜山港を経由して全世界へ貿易貨物を輸送できる体制が整っているとともに、愛媛の企業との結び付きの強い大連・上海、台湾との航路が就航している。
(コンテナ貨物の項参照)

 

 

 

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